小澤 良介さんの「なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?」の書評ブログ

こんばんは。 オシャレな部屋に住みたくなった稲葉です。

いや〜、オシャレでカッコ良い空間で五感を満たしたいですね。

ん?いきなりどうした?と思われるかもしれませんが、これですよ。これ。 この本を読みまして。

なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?―人生を好転させる「空間」の活かし方

なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?―人生を好転させる「空間」の活かし方

昨日、小澤良介先生のLIFE STYLE DESIGN(ライ フスタイル デザイン)という本を読み、あまりの面白さと学びの多さに感銘を受け、小澤先生が出版されている他の本も読んでみたいな〜って思っちゃったんですよ。 Amazonで調べてみると、小澤先生はライフスタイルデザインを含め、計3冊の本を出版されていることを知ったわけです。 ってことで、残りの2冊も購入しちゃいました(笑)

で、うち一冊の「なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?〜人生を好転させる「空間」の活かし方〜」を読んでみた結果、オシャレな部屋に住みたくなった稲葉になっちゃいました。 小澤先生が言うには、この本はインテリア初心者向けの本では無く、ほとんどの日本人を対象にして書いた本なんだそうです。 それだけ日本人はインテリアや空間に対する考え方に伸び代があるとのことみたいですね。 そして、この本のタイトルが決まった時のエピソードも面白いんですよね。 当時編集者だった、小寺編集長と打ち合わせをしていた時に、「デンマーク人って、何で初任給でイスを買うか知ってる?」って話になったそうなんです。 そしてそのまま話が盛り上がり、本のタイトルになったとのことです。 なんでも決まるときはそういうエピソードがあるもんなんですね。 面白いです。

う〜ん、なんの話やねん?って感じになってきたましたので、早速本題に入りますね。

なぜデンマーク人は初任給でイスを買うのか?

このちょっと変わった本のタイトルですが、日本人にとって、初見では中々理解しにくい言葉だと思います。 ですが、デンマーク人をはじめとする、北欧に住む方々にとっては、初任給でイスや家具を購入することは、凄く当たり前のことのようです。

日本と北欧の価値観の違い

ライフスタイルデザインにも書いてありましたが、小澤先生は人生で時間を最も大切にしているとのことです。 理由は人生は時間でできているから。 そして同時に、その時間を過ごす空間の質によって、人生の質が決まるという方程式を持っていらっしゃいます。

小澤先生と同様に、北欧の方々も空間、特に自身の部屋をオシャレで快適な空間にすることに強いこだわりを持っていることを本書を通して知ることができました。

そんな快適な空間を作るために、初任給でイスを買うとのこと、、、。

一見、話が繋がっていないように感じるかもしれませんが、それは日本人の常識を持っているからなんですね。 日本ではイスは3〜5年毎に買い換えることが一般的であり、イスに強烈な想いを寄せる人はあまりいないそうです。 少なくとも僕はイスに対して思い入れは持っていないタイプです。

ですが、北欧の方々にとっては違うんですね。 その元となる価値観や考え方が非常に面白くて、僕は本を読んでいる間、感動しっ放しでした!

人生を変えたければまず空間を変えよう

自己啓発本なんかを読んでも人生は変わらないと言う人が世の中、たくさんいらっしゃいます。 その理由として、行動を変えにくいことが多いからだそうです。 ですが、空間を変えることは非常に簡単なんだと、本書を通して凄く腑に落とせました。

お金をかけずに、オシャレでカッコ良い空間をデザインするポイントがたくさん書かれているので、かなり実践的な内容になっています。

最後に

冒頭に書いてありました「見えない部分だからこそ、こだわるのです」というデンマーク人の家具職人さんの言葉を、小澤先生は空間コーディネーターとしてあらゆる場面で実践されている方なんだなと本を通して感じました。

よく「成功は細部に宿る」とか、「小さなことに忠実なものには大きな仕事が任される」と言いますが、まさにそのことを実践されている職人さんが多いみたいですね。

僕も普段人からは見られないところにもしっかりこだわっていこうと、改めて思いました。