高橋陽一さんの初の自叙伝「キャプテン翼のつくり方」を読みました!
おはようございます。 キャプテン翼が大好きな稲葉です。
先ほど、世界的に超有名な漫画家さんの初の自叙伝を読みました。 それがこちらになります。
- 作者: 高橋陽一
- 出版社/メーカー: repicbook
- 発売日: 2018/07/20
- メディア: 単行本
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黄金期の週刊少年ジャンプを圧倒的支持によって牽引し、当時から今にかけ世界中の子どもたちに大きな夢と希望を与え続けているという、スポーツ漫画界に金字塔を打ち立てた伝説の作品キャプテン翼の作者である、高橋陽一さんの初の自叙伝「キャプテン翼のつくり方」です。
この本はキャプテン翼ファンにはたまらないと思いますよ。 読んでいる最中、子ども時代のキャプつばの記憶を終始フラッシュバックさせながら楽しませていただきました。
世界中のトッププレイヤーに感動を与えていた
今、世界で活躍されているプロのサッカー選手たちの大半は、子どもの頃、キャプテン翼を読んで育ってきたそうです。 アルゼンチン代表のメッシやイニエスタ、日本代表の本田圭佑、長谷部誠、挙げだしたらキリがないほどのスタープレイヤーが影響を受けています。
また、キャプつばの主人公である大空翼がバルセロナに入った時、ライバルのレアル・マドリードの会長から「なんで翼をうちのチームに入れなかったんだ!?」という抗議のコメントが届いたという実話まであるそうです。
これはもはや、影響を与えているとかいう次元の話では無いですね。 社会現象すらも超越した事態になっています。
キャラクターに支えてもらった
キャプつばを傍から見ている読者から言わせてみると、高橋先生は順風満帆に人生を送られている漫画家さんにしか見えていなかったんですよ。 ですが実際はというと、キャプつばの後に連載した作品が連続で打ち切りになってしまったり、キャプ翼のワールドユース編すらも途中で打ち切りになってしまったりと、気付かぬところで挫折や悔しい思いをしていたことが分かりました。 そんな人生を諦めてしまいそうになった時に高橋先生を支えてくれたのが、ご自身の作品に登場するキャラクターたちだったそうなんです。
本を読みながら感動しちゃいましたよ。
自らが生み出したこのキャラクターたちなら、この程度の挫折なんて乗り越えていくだろうと思い、自分の作品に自分が1番助けられたとおっしゃっています。
サッカーは自由
翼が小学生の頃所属していたチーム「南葛FC」の監督であるロベルトが、試合中にチーム全体に指示を出したシーンがあるのですが、唯一、翼だけがその指示を無視したそうなんです。その時の指示を無視した翼に対するロベルトの対応にやる気付き、学びが半端なかったです。
ひとりだけ作戦を無視したヤツがいたな。おれもよく監督の指示を無視したことがあったがな。そしてそれが監督がたてた作戦よりうまくいったこともある。今回の翼みたいにな。翼!サッカーは自分の考えでプレイするスポーツだ!これからも自分の判断は大切にしていいんだぞ!
カッコ良過ぎじゃね!?
僕もこんな大人でありたいもんです。
今夜、高橋陽一さんによる、本書の発刊記念講演会が八重洲ブックセンターにて開催されますので、そちらも非常に楽しみです。
以上となります。 本日も最後まで御覧くださりまして、誠にありがとうございます。
稲葉 景