成長の秘訣は、インプット・アウトプット・フィードバックの螺旋階段!
こんばんは。 アウトプットとフィードバックの価値の重要性を再認識した稲葉です。
今日は、精神科医兼ビジネス書作家でもある、樺沢紫苑さんの講演会に参加してきました。
今回、樺沢さんが8月に出版された、アウトプット大全という本の内容に沿って、講演をされていたのですが、まぁ、学びだらけ!!!
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ということで今回特別に、講演による気付きと学びをお伝えしようかと思います。
インプットとアウトプットの割合
人は何か覚えようとした時に、詳しい人に教えて貰ったり、ネットで調べたり、本を読んだりするかと思います。
つまり、インプットをするんですね。
ですが、樺沢さんいわく、インプットをするだけでは残念ながら現実は変わらないとのこと。 インプットによって変わるのは、現実世界ではなく脳内世界だけなんだそうです。
では、どうすれば現実世界を変えることができるのか?
それは、アウトプットをすることです。
アウトプット。 すなわち、得た知識を人に話したり、ノートにメモをしたり、ブログやSNSに投稿をしたり、実際に行動に移したりすることが重要とのことです。
アウトプットをすることで初めて、現実世界が変わります。
インプットをして知識が広がったことに満足をして終わるのは、ただの自己満足です。
さらにインプットだけで終わってしまう人が勿体ないのは、現実世界が変わらないことだけではなく、得た知識が役に立つ前に忘れてしまうことなんですよ。
エビングハウスの忘却曲線でもあるように、人間の脳は覚えたことをどんどん忘れていく生き物です。
内容を大まかに記憶していられる期間は、良くて2週間です。 そして1ヶ月後にはほとんど覚えていません。
ただ、2週間以内に3回以上アウトプットをした場合、記憶に強烈に残るとのこと。
「え?たった3回で良いの?」って思われた方!気持ちは凄くわかります。 僕も思ったので(笑)
ですが、世の中面白いことに、意外にもその3回のをアウトプットをする人が、ほとんどいないんだそうです。
ちなみに最も効率の悪い勉強法は「授業をひたすら受けること」とこと、、、。
学生時代、授業中に漫画ばかり読んで(インプットして)、休み時間に友達と読んだ漫画の話で盛り上がって(アウトプットとフィードバックをしまくって)いた僕らは完全な勝ち組であったことが、脳科学上、実証されました!!
いや〜、いろいろ繋がったわ〜
僕、いろんな人たちから、「そんな昔に読んだ漫画のこと、よくそんなに覚えてるね〜」、「お前の漫画の記憶力はどうなってんだ!?」って、しょっちゅう言われるんですよ。
僕も実は不思議だったんです! 「おれはなんで漫画のことだけはこんなに覚えてるんだ!?」って。
ドラゴンボールなんてもう10年くらい読んでないのに、カメハウスにある冷蔵庫のメーカーが「PENGUIN3」であることや、レッドリボン軍の紫曹長の刀の名前が「名刀笹錦(めいとうささにしき)」であることなんて、パソコンのキーボードのAの右にSがあることと同じくらい自然に出てきます。
いや〜、謎が全て解けた! 中学生、高校生のただでさえ記憶力が良い時に、とんでもない量のアウトプットを繰り返したからだったんですね!
てっきり好きだから記憶してるもんだとばかり思ってました。 アウトプットが原因だったんですね。
いや、好きだからアウトプットをたくさんしてたから、結局は好きだからで良いのかな? それとも、アウトプットし過ぎて好きになってたのかな?
まぁ、どっちがニワトリでどっちが卵かはわかりませんが、結論、アウトプットとインプットとフィードバックを繰り返していくうちに記憶力が強固なものになったと。
長年の不思議まで脳科学で解明できるもんなんですね。
うん。
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ちなみに、インプットをすることとアウトプットをすることの割合は、7(out):3(in)なんだそうです。
とにかく、書いて書いて書きまくれ!!!
自己成長や記憶力を向上させるために、アウトプットが大事であるということは、ここまで読んでもらえれば、なんとなく伝わったのではないかと思います。
では、どうアウトプットをしていけば良いのか?
それは、とにかく書くことです。 読書をした。映画を観た。 うん、面白かった。以上。ではなく、本や映画のどこが面白かったのか、どう感動したのか、自分の何を変えようと思ったのか。 これらのことを、日記やブログ、SNSに書きまくることが大事なんだそうです。
樺沢さんいわく、話すことよりも書く方が良いとのことです。 書くことで脳幹網様体賦活系(RAS)が刺激され、記憶力が恐ろしく活性化されるらしいんですよ。 得た知識を人に話すよりも、書くことの方が、記憶力が5倍から10倍違うそうです。
ちなみに、寝る前の15分は記憶のゴールデンタイムと呼ばれていて、人が最も記憶力が高い状態なんだそうです。 この記憶のゴールデンタイムの間に、楽しかったことや勉強になったことをアウトプットしたりインプットをすることで、脳が良い方向に成長するみたいですね。
そして、アウトプットをするためにはインプットをする必要がありますが、そのインプットを効果的にする方法も教えて貰えました。
ロンドン大学の面白い実験
この実験はロンドン大学で実際に行われた実験です。
ロンドン大学のとある教授が、学生を2つのグループに分け、テストをしました。 ただ、テストをする前に2つのグループに、それぞれこう言ったそうです。
Aのグループには、「今からやることが終わったら、そのことについてのテストをします」
Bのグループには、「今からやることが終わったら、あなた達にそのことを別の人に教えて貰います」
その後、どちらのグループも普通にテストをしただけだったのですが、Bのグループの方が圧倒的に成績が良かったらしいです。
どういうことかというと、Aグループは、「一生懸命に覚えなきゃ」という前提があるので、インプットをするためにインプットをしていたんですよ。 逆にBグループは、「教えるためにちゃんと覚えなきゃ」という前提なので、アウトプットをするためにインプットをしていたんですね。 つまり、インプットをする時は、アウトプットをする前提を持って知識を得ようとすることが効果的なようです。
ちなみに、僕の大好きな起業家である前田裕二さんは、年間400冊以上の読書をするのですが、インプットをするためではなくて、アウトプットをするために読書をしていると、NewsPicksMagazinenに書いてありました。
NewsPicks Magazine vol.2 Autumn 2018[雑誌]
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/09/20
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いや~、今日も勉強になったな~
僕は少々、インプットの量が多目だなと感じました。 今日からアウトプットの数を圧倒的に増やします!!!
そしてもう1個大事なことが、フィードバックです。
自分が話したり書いたりしたものを相手や第三者がどう感じたのかを、教えてもらうことが大事とのことです。 そうすることで、自分自身の改善点が見つかり、更に質の高いアウトプットができるようになるそうです。
以上となります。 本日も最後まで御覧くださりまして、誠にありがとうございます。
稲葉 景