【年末年始の苦い記憶】ノロウィルス編

こんばんは。 年末が近付くに連れ、嫌な記憶が蘇ってくる稲葉です。

世間的に、年末年始ってすごく楽しみなイベントの連続だと思うんですよ。
僕も基本的にはそうなんですけど、いくつか苦い記憶もありまして 笑

なので今回は、生涯忘れることが無いであろう年末年始の思い出を語っちゃおうかと思います。

僕が過去のことをブログで語るのって、かなりレアですからね 笑笑
たまにはこんなのも良いかなと思いまして。

序章【母親とのメール】

あれからもう7年が経とうとしてるんですね。
僕、2012年のお正月は元日からノロウィルスでスタートしたんですよ。 キッカケは、実家から送られてきた荷物の中に入っていたチーズケーキです。

2011年12月のある日、僕は、今となっては滅多に連絡を取らなくなった母親とメールをしていました。

お正月に向けて荷物を送ってくれるとのこと。「欲しいものがあったら言ってね」という、神龍(シェンロン)1のようなメッセージを送ってくれた母親に、当時常に金欠だった僕2は容赦無く現金100万円を要求しました。
その要求に快く受け入れてくれる優しい母上。

100万円が届くのを楽しみに待ち、2011年を終えていきました。

2012年の最初の朝、ワクワクを抑えきれない僕の元に実家から荷物が届きました。

律儀な僕は直ぐにお礼のメールを送ります。

悲しいことに、現金100万円は入っていませんでしたが、、、。

この、クソ嘘つき女がッ!!!」と、ブチ切れそうになった血気盛んな若かりし頃の僕ですが、大尊敬している、とある方の言葉を思い出します。

大人は嘘つきではありません。ただ、勘違いをするだけなのです。

荒木 飛呂彦(ジョジョの奇妙な冒険の作者)

どうやら母は勘違いをしてしまっただけのようです。 100万円を送らないという勘違いをしてしまうような能力の低さで、この先の人生を渡っていけるのか心配ではありますが、そんなことを一瞬で忘れさせてくれるものが荷物の中に入っていたのです。

それは、ドゥーブルのチーズケーキ 3です!

どうですかコレ!?
メチャクチャ美味しそうじゃないですか!?
そうなんですよ。 実際、メチャクチャ美味しいんです!!!!!

僕、この世にあるすべてのチーズケーキの中で、このドゥーブルのチーズケーキが1番好きなのです。

100万円なんてどうでも良いから早くコイツを口の中にブチ込みたい!

そう思ったのですが、母親から届いたメールに、気になる一文が、、、。

チーズケーキ早めに食べたほうがいいよ

何だこりゃ?
意味を理解しないまま、ダンボールに入っていたチーズケーキを取り出し、驚愕する僕。

おい!マジか!?

なんで!2012年1月1日に届いたチーズケーキの賞味期限が、2011年11月25日なんだよ!?1ヶ月以上過ぎてんじゃねーか!?

とはいえ、一応、電話をして確認をする僕。

僕「あ、母さん?おれ。荷物ありがと。チーズケーキの件なんだけど、賞味期限1ヶ月以上過ぎてるんだよね」
母「うん、知ってる」
僕「え?大丈夫なの?」
母「一口食べて、ヤバそうだったら捨てれば?」
僕「確かにッ!!!」

一撃で論破されました。

「母は強し」とはよく言ったものです。

で、言いつけ通り、早速一口食べたんですよ。

もうね、、、。

め〜ちゃくちゃ!!美味しかったんです!!!!!

賞味期限切れとは思えない美味しさでしたよ。 一瞬で完食しちゃいました 笑

2012年、幸せのスタートダッシュを切ったと思いました。

破章【地獄のはじまり】

2012年最高のスタートを切ったと感じた2時間後、原因不明の腹痛と目まいと頭痛、吐き気、全身の痛みに襲われる僕

もうね、意味がわからないくらい体調が悪い。 過去24年生きてきて、1度も感じたことが無い体調不良。 上からも下からもあらゆるものが土石流のように流れて苦しんでいます。 シャワーを浴びると、シャワーの水圧で立てなくなるくらい身体が思うように動かない。

ヤバい!死ぬ!!!

ここまで命の危機を感じたのは、大学1年生の頃、肺がパンクして入院した時以来でした。

翌日、何も知らない呑気な母親からメールが届きました。

お正月あけから気の毒だね。大事にしてね。

は?

この、「私は忠告したんだから、全責任はあんたにあるんだからね」とでも言いたげな冷めた内容のメール。
そしてどうやら、100万円のことは完全に忘れているようです。

まぁ、北海道に住んでる母の力は借りようが無いので、自力で何とかしましたよ。 1週間くらいずっと苦しんでいましたが。

急章【稲葉景は感染源となる】

時を少しだけ巻き戻します。

2012年1月1日の夕方のことでした。

身体中の栄養素が全て流れ出てしまったのではないかと疑いたくなるほど体調を崩した僕は、当時同じ寮に住んでいた、会社の同期の磯部くんと宮沢くんと一緒に晩御飯を食べに行く約束をしていました。

友人との約束を体調不良ごときで破りたくない僕は、何とか重い体を引っ張って2フロア上の磯部くんの部屋に行きました。
そこにはすでに宮沢くんも来ていました。

※この時はまだ自分がノロウィルスになったと気付いてません!身体が動かなくて病院に行けてなかったので!翌日発覚します!

さて、どこへ行こうか?

そんな話を切り出し始めたくらいに、僕の異変に気付いた2人。

優しい2人は心配をしてくれたのですが、僕が昼からずっと吐いたり下痢したりしまくっていたことを伝えた瞬間に態度を急変。

「直ぐに帰れ!!!」

磯部くんの部屋の滞在期間は約3分でした。

少し寂しいですが、事情が事情なだけあって仕方ないと思う僕もいました。

翌日、磯部くんと宮沢くんも僕と同じ症状で、約1週間苦しむことになりました。

それ以降、成田へ出張に行くまでの約1ヶ月間、僕のあだ名は【感染源】になりました。

僕の2012年はこんな始まりでした。

もうあれから7年が経とうとしています。 今年は安全に2019年を過ごしたいもんです。

以上となります。 今回も最後まで御覧くださりまして、誠にありがとうございました。

稲葉 景

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  1. 神龍(シェンロン):ドラゴンボールに登場するキャラクター。7つのドラゴンボールを揃え、詠唱を唱えることで出現する神の龍。どんな願いも1つだけ叶えてくれる。本場のナメック星の神龍ポルンガ)は3つの願いを叶えてくれる。

  2. 当時常に金欠だった僕:川崎に住んでるのに車を買い、後輩や女性に奢りグセがあり、予定が空いてればほぼ毎日会社の同僚と飲みに行ってキャバクラに行きまくっていた。そのせいで、手取り30万以上あるのにも関わらず、常にお金が全く無いという、ファイナンシャルインディペンデンスがカケラも無かったころの僕のこと。

  3. ドゥーブル:僕の地元 北海道で有名な洋菓子店。正式名称は『ドゥーブルフロマージュ』。特にレアチーズの絶品さは常軌を逸している。