田中修治さんの破天荒フェニックスが激アツな件ッ!!!

こんばんは。 喜怒哀楽が爆発しまくっている稲葉です。

この度、OWNDAYS(オンデーズ代表取締役社長である、田中修治さんのデビュー作「破天荒フェニックス」を読みました。

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語  (NewsPicks Book)

破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)

この本、ガチで面白過ぎましたからね。 読んでいる最中、あらゆる感情がむき出しになり、一時も目が離せませんでした。 個人的に今年読んだ本の中で1番面白かったかもしれません。 これは映画化されて欲しいな〜

破天荒フェニックス

本書は、著者である田中修治社長が30歳から始めた、倒産寸前のメガネチェーン店であるオンデーズという会社の再生を小説化したものです。

読んで改めて思いますが、これが実話とかヤバ過ぎるな。

田中社長の周りの人たちは、誰もが当たり前のように「オンデーズなんか絶対にツブれるからやめておけ」と、反対してきたんですね。 ですが、その意見を跳ね除けてチャレンジし、野望を成し遂げていくんですよ!

ここだけ見ると、「へ~、そうなんだ〜」って感じになるかもしれませんが、とにかく1度読んで欲しいです。 なんていうかその、人生が波乱万丈過ぎて、、、。

あらゆる絶望がカタチを変えては襲いかかり、強大になっては襲いかかり、何度も何度も目の前に立ちふさがるんですよ。 「こんなもん、どうあがいても絶望だろ!?」というような爆炎を何度も浴び、身も心も燃えカスになりそうな状況が「これでもか!!」ってくらいブチ込まれ続けます。

「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありますが、この言葉は世の中の真理を突いてますね

読みながら、「え~、もうこれ以上は本当にヤメてあげて!!」って、何度心の中で叫んでしまったかわかりません。冗談抜きで声が出てしまいそうでした。 可哀想過ぎて可哀想過ぎて、僕だったら100%耐えられないわ~って感じですよ。

ですが田中社長は、燃え尽きた灰の中からギリギリのところで復活し、着実に力を付けていきます。 その描写が文字を通して生々しく鮮明に伝わってくるんですよ。 もはや僕の中では田中社長は、フェニックスを越えてサイヤ人です!!

そもそも田中社長がオンデーズの再建にチャレンジしようと思ったキッカケは、当時のメガネ業界というのは、他を追随するような圧倒的No.1が不在な業界だったからなんですね。 そんな業界だからこそ、「自分たちが業界のNO.1になりたい、メガネを医療器具からオシャレアイテムに変えたい、高品質低価格でメガネ界のZARAのようにしたい」と、考えるようになったとのことです。

本人いわく、こんな高校生でも考えつくような事業計画だったとしても、謎の根拠の無い自信があったから一歩を踏み出せたんだそうです。

まぁ、その考えは至極甘いものだったと、すぐに実感することになるんですけどね。 ですが、甘い考えすら自らの成長に繋げるあたりから、田中社長の一流の経営者たるセンスを本を読み進めながら存分に味わえます。

どんな偉業を成し遂げるにしても、最初の一歩はノリとテンションでも何でも良いから、とにかく始めてみることが大事なんだなということがヒシヒシと伝わってきます。 動きながら、失敗しながら、立ち上がりながら自分の軸を創っていくものなんだと様々な角度から学び取れました。

僕は本書を通して、困難を乗り越える時に大事なことは、「信念を持って仕事をすること」、「同じ方向性を持った仲間を持つこと」、「攻める時はしっかり攻めること」だと実感しました。

そして、「破天荒」の真髄は、「選択する前に悩むのではなく、決断したあとの行動にコミットする」というシンプルさ。 まずやってみることが大事ってことですね。

闇を越えた先の光をつかんだ男

これまで散々、障害が何度も現れると書いてきましたが、何度も訪れるということは、田中社長は全ての障害を跳ね除けているということです。 自分自身のコミットと、頼もしい仲間の存在は、どんなにあらがうことが難しい障害が立ち塞がろうとも、乗り越えていけるもんだと信じたくなりますね。

今回、冒頭で「喜怒哀楽が爆発してる」とお伝えしましたが、この本を読んでいる間、ずっと感情のバイオリズムが激しくかき乱されてしまったんですよ。僕自身ずっと、喜んでいるか、怒っているか、悲しんでいるか、楽しんでるかのどれかでしたからね。 素の僕はどこにもいなかったです。

それに、僕の人生で本を読んでここまで感動したことなんて無かったんじゃないかな?と思うほど感動したことシーンもありました。

沖縄そばを食べ終え、お店に戻った時の話」と、「東日本大震災でメガネを無料で配りに行った時に出会ったおばあちゃんのおにぎりの話」は、涙無くしては語れないですね。

そしてあらゆる困難を超えた先に得た田中社長の圧倒的経験値は、「え?これ、普通だったら自殺してしまうんじゃないか?」というくらいの障害が現れたとしても、大して気に留めなくなります。最終的に海外進出の時は、これまでの苦労が嘘かのように、スーパーサイヤ人がバーゲンセールされているかのごとく、最強ぶりを発揮していました。

本当におすすめです!

この「破天荒フェニックス」ですが、僕の中で「海賊とよばれた男」や「ぷしゅよなよなエールがお世話になります」を彷彿させるほどの、魂震える作品でした。

ぷしゅ よなよなエールがお世話になります

ぷしゅ よなよなエールがお世話になります

歴代読んだ本の中でのおすすめの本トップ5に入るかもしれませんね。

以上となります。 本日も最後まで御覧くださりまして、誠にありがとうございます。

稲葉 景

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