【書評】「孤独」は消せる。 / 吉藤オリィ(吉藤健太朗)
こんばんは。 ロボットが大好きな稲葉です。
今回、ロボットコミュニケーター1の吉藤オリィ 2さんの著書『「孤独」は消せる。』を読みました。
- 作者: 吉藤健太朗
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2017/03/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
「孤独」は消せる。
この本、凄く面白かったです。
著者は世間から「落合陽一に次ぐ天才」と呼ばれているため、とてつもない天才が突拍子も無い発想によってロボットを発明していく内容なのかと思っていたんですよ。
ですが意外にも、辛かった経験や葛藤、天才とは程遠い劣等感を抱えている過去がありました。
今光が当たっている現実の影には圧倒的な努力と行動、そして『人間の「孤独」を解消すること』というミッションがあったのです。
オリィさんの使命や葛藤、引きこもり少年だった頃の辛い体験、好きなことや興味があることに熱狂する姿勢、苦手なことは凄く苦手である人間臭さ、OriHime(オリヒメ)3誕生秘話などなどを、ハラハラドキドキしながら読ませていただきました。
書評
この本は、オリィさんの幼少時代の体験、生き方、何故分身ロボットという分野で活躍するようになったのかを知ることができます。
小学5年生から中学2年生までの孤独感、葛藤、無力感、そんな負のエネルギーに押しつぶされそうにりながらも、毎日15時間も集中していた創作折り紙。
一見、奇行にも思えるその行動が、後に物作りをする上で欠かせない行動だったという捉え方や考え方も見所です。
オリィさんの仕事に熱狂している姿、ご自身のミッションへのこだわり、自分と同じ苦しみを抱えている人たちへの貢献マインド、壮大なヒューマンドラマのようであり自伝小説のようでもある作品となっています。
「事実は小説よりも奇なり」という言葉がありますが、まさにオリィさんの生き方がそれを物語っています。
実践すること
もし、僕自身や家族・友人が、病院や家から出られない状況になったら、本書で登場したOriHime(オリヒメ)をレンタルし、孤独を感じないように使います!
そして来月、1月22日に新著『サイボーグ時代』がきずな出版より出版されるとのことなので、必ず読みます!!
サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~
- 作者: 吉藤オリィ
- 出版社/メーカー: きずな出版
- 発売日: 2019/01/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
しかも、帯の推薦文は落合陽一さんが書かれています!
twitter.com帯書いたよ! https://t.co/o34uhf5SQY
— 落合陽一 (@ochyai) 2018年12月12日
語りながら手を動かし、走りながら問題を見つける時代のライフスタイルを象徴する一冊。
自らをアップデートせよ落合陽一
今から非常に楽しみですね。
本書はこんな人におすすめです!
まず、どんな人にも読んでいただきたいという前提がありますが、特に読んでいただけたらと思う人たちがいます。
それは、孤独を感じている方、孤独を感じている方が家族や友人にいる方、病院関係者ですね。
人生の選択肢が大きく広がるのではないかと思います。
以上となります。 今回も最後まで御覧くださりまして、誠にありがとうございました。
稲葉 景
↓をクリックすると読者になれますのでお気軽に♪
TwitterとInstagramも日々更新しております♪
-
ロボットコミュニケーター:人と人とのコミュニケーションを支援することを目的に、ツールとしてロボットの構想、デザイン、設計、開発、提供を行う仕事。↩
-
吉藤オリィ:吉藤オリィさんについてまとめたブログ↩
-
OriHime(オリヒメ):人工知能が搭載されていない、人間が操作する、人と人を繋げる役割の分身ロボット。行きたい所に行けない人にとって、もう1つの身体として分身体に利用できる。搭載されたカメラ、マイク、スピーカーにより、遠く離れた場所にいる人と視界を共有しながらコミュニーケーションを取ることができる。↩