【書評】日本3.0 / 佐々木紀彦
こんばんは。 稲葉です。
今回、幻冬社でお勤めの編集者さんである佐々木 紀彦さんが出版された、「日本3.0」というちょっと風変わりなタイトルの本を読みました。
- 作者: 佐々木紀彦
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/01/25
- メディア: 単行本
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ガラガラポン革命
キーワードは移動と下克上。 激動の時代は、とにかく動いた人が勝つとのことです。 ワクワクと恐怖が入り混じった内容でした。 仮にドラゴンボールの孫悟空が本書を読んだら「オラ、わくわくすっぞ」と言うことでしょう。
個人的に凄く面白かったのが、日本という国の見方についてですね。
日本の見方
こんな質問をされたらどう回答しますか?
「あなたは日本が好きですか?」
僕は「好きです」って答えますが、本書を読み、もう少しじっくり考える必要があるなとも感じるようになりました。
質問でいう、日本とは、いったい日本の何を指してるのでしょうか?
日本語では国を指す言葉は「国」だけですが、英語で表記すると3パターンあるんですね。
1、カントリー
地理、場所としての国。
2、ステート
政治的に定められた機関としての国。
3、ネーション
文化や人種をベースとした、共同体としての国。
一言で「日本が好き」と言っても、どれを指すのかをしっかり把握しなくてはならないとのことです。 「日本の自然(カントリー)や、伝統・文化(ネーション)は好きなんだけど、政府(ステート)は好きではない」と言う人がいるかもしれません。 僕はどっちかというと、こっち側の意見ですね。
他にもいろいろ面白いことがたくさん学べました。 まさに、今こそ変化の時。