節分

こんばんは。 稲葉です。

今日は節分ですね。 僕は子供の頃から節分の日には豆を巻いていました。 僕の実家では豆以外にもチョコレートやお菓子なども巻いていたので、節分の日を毎年楽しんでいたことを今でもよく覚えています。 伝統ある日本文化を子供の頃から楽しく学ばせていただいた両親に感謝ですね。

子供の頃はなすがままに楽しんでいた豆まきですが、今にして思うことがあります。 そもそも、節分の日に何故、豆を巻くのでしょうか?ということです。

調べてみると面白いですね。 僕の大好きな古事記も絡んできています。

古来より日本人は自身が健康体であるために豆を食べていたそうです。 豆には「魔(ま)滅(め)」という意味があり、生命力と繁殖力の象徴であるという言い伝えもあるみたいですね。 節分に豆が巻かれるのは、新たな年を迎える上での魔除けの意味も込められているとのこと。

そしてここから古事記に関してです。 イザナギが黄泉の国にイザナミを迎えに行った時の話ですね。 三貴神が生まれるちょっと前のところです。 カグツチの出産が原因で、イザナミは死んでしまいます。 結果、イザナミは黄泉の国に行ってしますのですが、イザナギはなんとか彼女を生き返らせようと、黄泉の国にイザナミを迎えに行きます。 しかし、イザナミは最早自分が知っているイザナミの姿ではなく、恐ろしいゾンビのような姿になっていました。 その姿に驚いて、イザナギイザナミを置いて逃げていきます。 イザナミから逃走中、雷神を追い払うために、かたわらの木から3つの桃の実を投げつけて退散させました。 桃には、破邪と破魔の聖なる力と、生命力があり、その力で雷神を打ち破ったとされています。

節分で豆をまく理由もこのことと同じ意味合いがあるようですね。 改めて思います。

古事記は奥が深い。そして、面白い。 もしまたいつか豆を巻く機会があれば、襲いかかってくる雷神を打ち破る気持ちで豆をぶつけることにします。