大人の事情

こんばんは。
稲葉です。

いきなりですが、千原ジュニアさんをご存知でしょうか?

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僕の大好きなお笑い芸人さんです。

意外と知らない方も多いのですが、ジュニアさんって本をたくさん出版されているんです。
「14歳」や「3月30日」といった名著を筆頭に、ベストセラー作家としても大活躍中ですね。

僕はジュニアさんの数ある書籍の中でも「便所は宇宙であるシリーズ」が好きなんです。

11月にジュニアさんの「便所は宇宙であるシリーズ」の最新刊であり最終巻でもある、「これにて、便所は宇宙である」が発売されたのですが、その中に非常に面白いエピソードがあったので、この場を借りてシェアさせていただきます

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特撮映画の帝王作品「ゴジラ
これを知らぬ日本人は恐らくいないでしょう。

僕、ゴジラが大好きなんですね。

ジュニアさんいわく、初代ゴジラシンゴジラとでは、身長差が70m近く違うらしいです。


初代ゴジラ:50m

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シンゴジラ:118.5m

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初代ゴジラが上映されて60年、1年に1m以上のペースで身長を伸ばしているようです。
ただ、この身長アップには深い深い大人の事情があったのです。

何故ゴジラは年という短期間に身長が70mも伸びたのか?
それは、初代ゴジラが放映されてからの60年間で建設技術が発達し過ぎたことにより、超高層ビルがボコボコ建てられたんですね。

ということは、初代ゴジラの身長50mではビルに隠れてしまうんです。

つまり、映画撮影中にゴジラが登場した時に、本来であれば怯える国民たちが「ん?ゴジラ全然出てこなくね?」というセリフを言わざるを得なくなってしまうわけですよ。
こういう微妙なシーンにしないために、ゴジラの身長を上げたのです。


この話を読んだ時、何故か僕は「札幌時計台」のことを思い出しました。

 

札幌には国公認の日本三大がっかり名所札幌時計台」というものがあるんですよ。

僕らの祖父母世代の方々には、青春の思い出が詰まった大きな建物という印象をお持ちの方がたくさんいらっしゃると聞いたことがあります。

ただ、シンゴジラの時と同じ話をしてしましますが、それは最早昔の話です。
今は建設技術が発達し過ぎたことにより、時計台周囲に超高層ビルがボコボコ立ち並んでいるため、時計台を観に来た環境客の方々は「時計台ってこの辺だよな~。全然見つからない。ん?この1個だけ小さい建物何なの?ってか、え?これがあの有名な札幌時計台?マジかよ?来て損したわ~」という反応をされるようになってしまったわけですよ。

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正直、北海道出身の僕がフォローできないくらい、ショボいのですが、「こういう話を聞くと逆に見てみたい」という天邪鬼な方は是非一度ガッカリしに行ってください。