【書評】昨夜のカレー、明日のパン / 木皿 泉

こんばんは。 良い本を読み終え、心がポカポカしている稲葉です。

気持ち良いですね。 本当に良い本を読み終えた後のこの感覚はたまりません。

というのもですね、先日、友人からある本をお薦めしていただきまして。 なんでも、「野ブタをプロデュース」というドラマ化もした人気小説の著者である「木皿 泉」さんの新作なんですね。

僕は普段、ドラマは全く観ないのですが、高校三年生の時にたまたま全話見た奇跡のドラマが、「野ブタをプロデュース」でした。

正直、内容はあまり覚えていませんが、すごく面白かった気がします。 ドラマに関心を示さない僕が全話観るくらいなので。

その人の新作なら読んでみたいなという軽い気持ちから手に取ってみたのが、この「昨夜のカレー、明日のパン」です。

なんとも不思議なタイトルですね。 どんな本なのかと言いますと、最終的に全てが綺麗に繋がりまとまる、連続短編小説という、僕が最も好きなジャンルの本だったのです。

もう、感動と感激しかありません。 始まりから終わりまで、キャラクターの魅力、セリフのセンスの良さ、ストーリーのテンポ、徹頭徹尾全てが完璧過ぎました。

これ、中学生の国語の教科書にするべきです。