最近流行っている投資詐欺「ポンジ・スキーム」の実態とは!?
こんばんは。 詐欺撲滅を心底願っている稲葉です。
先ほど友人と話してて、ちょっと複雑な気持ちになる話を聞きました。
僕は面識が無い方なんですけど、友人の友人が最近、投資の詐欺に引っかかり、300万円を騙し取られてしまったそうなんです!
その方が引っかかった投資詐欺の手口ことを、ポンジ・スキームと呼ぶそうです。
ポンジ・スキームとは!?
僕はポンジ・スキームという詐欺を知らなかったのですが、実態を詳しく調べてみたところ、伝統的な詐欺とでもいえば良いんですかね? 基礎基本に忠実な、どこからどう見ても完全な、ただの詐欺でした(笑)
まず概要だけお伝えすると、ポンジ・スキームとは自転車操業に近い詐欺のことです。 「あなたが出資してくれた資金を私が運用し、出た利益をあなたにもに還元するよ」的なことを伝えるのが謳い文句です。 同じようなことを不特定多数の人に伝えて、騙された人たちから集めた資金を配当金と偽り、あたかも利益が出ているかのように装っているのが特徴です。
かつて、第1次世界大戦後の混沌としていたアメリカ金融業界において詐欺を働き、とてつもない被害を生んだ詐欺師、チャールズ=ポンジの名前に由来してそう呼ばれているそうです。
さてさて、それではポンジ・スキーム詐欺師たちが、どのような手口で話を持ち出してくるのかをお伝えしようかと思います。
騙しの手法
まず大前提として、この世にあるほとんどの投資詐欺が、ポンジさんが行なった手法が軸にあるそうです。 ポンジさんの手口を表面だけを変えたものが数ある投資詐欺と呼ばれているものです。
その手法とは、「 高利率、高配当を煽った巧妙なトークからはじまり、最初、少しだけ出資者に得をさせてから、高額な出資金を奪い去っていく」というものです。
確実に儲かる
半年で投資した額の2倍が返ってくる
有名人の◯◯さんや、あの有名な△△という企業も出資してる
などと言って聞き手を油断させてくるそうです。 ちなみに最近は、仮想通貨を利用して騙してくるケースが多いんだそうです。
とはいえまぁ、普通に生きてきた方なら、「は?そんな甘い話が世の中にはあるわけ無いだろ」って思うんですよ。
そう思われた方に、詐欺師たちはこんなことを言ってくるそうです。
そうですよね。 私も最初は怖かったんですよ。 だから10万円、20万円くらいから始めたんですよね。
というように、少額の出資金をする案を提示してきます。
この時、まともな人は絶対に騙されません。 しかし、心のどこかに「楽をして稼ぎたい」、「手っ取り早く稼ぎたい」というスキがある人は、「まぁ、20万円くらいなら良いか」ってなってしまうそうなんです!
その後、詐欺師たちがどんな行動に出るのかというと、出資者を信じ込ませるために、還元、配当、利益といったカタチで実際にお金を支払います。
出資者は「うわ、本当にお金が増えた。スゲー、楽して稼げるぞ」となります。
詐欺師は「ね〜、そうでしょ〜。あなたは出資するだけで、簡単に稼げるんですよ〜」と言ってきます。
※実態は、同じように出資してきた人たちから巻き上げたお金を利益と偽って、多く渡してるだけです。
問題はここからです!
楽をして儲ける経験してしまった人は、その後、歯止めが効かなくなってしまうケースが大半なんです、、、。
もっと儲けたい!と思った哀れな被害者は、より楽をして大金を得たくなります。 少額を出資してチマチマ稼ぐより、大金を出資して楽に大金を稼ぎたい!
気が付いたら、100万円、200万円、300万円、500万円、1000万円を出資するアホな人までいるそうです。
これがポンジ・スキームと呼ばれる、投資詐欺の手法です。 100年以上も前の手口にも関わらず、いまだに騙される人が後を絶たない、、、。
世の中、楽して儲けたい人がたくさんいるということですね。
また、仮想通貨に関してですが、僕は仮想通貨賛成派です。 振り込みや決済が楽にすみますし、利便性が高いからです。 ただ、仮想通貨を使って楽に稼ごうとか、投資しようみたいな胡散臭いのはあまり好きじゃないですね。
仮想通貨を買ったら100%儲かるなんてこと、あり得ませんからね。 そもそも、100%得をする投資なんてものは無いということを、理解しておきましょう。
まとめ
え〜、ここまでつらつらとお伝えしてきましたが、結論を言うと、もちろん、騙す方が100%悪いです!
ただ、こんなん騙されるかね!?と思ってしまうような手口なんですよ。
努力せずに楽をして大金を得たいという、その心の隙を詐欺師たちは突いてくるんだと思います。
お互い気を付けましょうね。
以上となります。 本日も最後まで御覧くださりまして、誠にありがとうございます。
稲葉 景