インキュナブラの時代-活版印刷術の祖・ヨハン=グーテンベルク-
こんばんは。 古代中世近代問わず、西洋の世界観が好きな稲葉です。
今日はインキュナブラの世界観に触れてきました。
10月3日(水)〜10月9日(火)の期間中、丸の内OAZO(オアゾ)内にある、丸善の4階にて「インキュナブラの時代-慶應義塾の西洋初版印刷本コレクションとその広がり-」というギャラリーイベントが開催されています。
そして本日、10月8日(月)は、慶應義塾大学文学部の、安形 麻理(あがた まり)准教授が、会場内を歩きながら展示品の内容や面白さを解説してくれるという、トークショーがあったんですね。
https://yushodo.maruzen.co.jp/ir/news/2018/release20180918.pdf
やっぱり専門家のお話は違いますね。 独学でちょっとネットだけで得た知識しか無い僕とは、雲泥万里が如く高き隔たりがありました。
安形先生のおかげで、非常に楽しい時間を過ごしてきました。 神秘と未知が渦巻く、神聖な空間に感無量でした!
インキュナブラの時代とは!?
今年は活版印刷術の祖と呼ばれている、ヨハン=グーテンベルクが亡くなって丁度550年目なんだそうです。
グーテンベルクが発明した活版印刷術を用いていた15世紀半ばから、15世紀末まで金属活字を用いてヨーロッパで印刷された書物のことを、インキュナブラ(incunabula)、初期印刷本、初期刊本、揺藍刊本といいます。
今回展示されていた作品
あまりにも歴史を感じる展示品の数々に、終始テンション上がりまくりでした!
まず1点目。 これ、何か分かりますか?
あの歴史的にも有名な、ダンテの神曲です!!!
まさかこの目で拝める日がくるとは!!
まだまだ続きます。
こちらは今回の展示品で唯一の写本です。
色が付いている文字と絵は、後から手書きで書き足したといわれています。
この綺麗な絵はイエス=キリストです。 イメージと違いますね。
この絵はタロットカードの絵みたいなので、僕の好きなタイプです。
いや〜、楽しかった楽しかった。 一応、明日までやってるので、興味ある方は行ってみてください。
仮に行けなかったしても、慶應義塾大学が展開しているウェブサイトで観ることができるので、そちらを紹介しようかと思います。
インキュナブラコレクション(慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション)
以下のウェブサイトにて、デジタル化したインキュナブラの作品が公開されています。
http://dcollections.lib.keio.ac.jp/ja/incunabula
以上となります。 本日も最後まで御覧くださりまして、誠にありがとうございます。
稲葉 景