安田 雪先生の「ルフィの仲間力」の書評ブログ

こんばんは。 ONE PIECE大好き!稲葉です。

一昨日投稿したブログでちょっとだけお伝えしました、安田 雪先生の「ルフィの仲間力」を読みました。

僕、ONE PIECEが凄く大好きで、昔からずっと読み続けているんですけど、ONE PIECEを題材とした小説やエッセイ、ビジネス書はこれまで読んできませんでした。 本書は友人から薦められて手に取ったのですが、面白かったですね。 ONE PIECEは漫画で読むのが1番でしょという僕の価値観が粉々に打ち砕かられましたね。

僕と同じようにONE PIECEが好きな方が、「仲間力」という観点で、自らの考えや主張をお伝えしてくれる。しかもその方は、書き物のプロ。当たり前ですが、説得力や分析力、表現のユニークさ、読解力が尋常ではありませんでした。

僕が心に秘めていながらも、どう表現したら良いのか分からなかったことや、そこまで深く考えるのか!?と驚くことなど、僕では考えつかない視点からたくさん学べましたね。

ルフィの仲間力

ONE PIECEを読んで、ただ面白いと思うだけでは無く、日常を生きる力として、ONE PIECEに描かれた知恵をカタチにすること」が本書の目的とのことです。

この時点で、僕とは違った観点でONE PIECEを読んでいることを伺えます。 僕は面白かったらそれでOKって思ってたので(笑)

ですが、本書を読み、実生活で活かせることがあるかもしれないという前提で読んでみるのも良いかもなと、思うようになりました。

仲間集めを目的にしても、仲間は集まらない

2018年8月の時点で、ルフィには8人の仲間がいます。その8人が全員タイプが違い、夢も目的も全然違います。 ただ、その8人が仲間になった理由は共通するものがあるんですね。 それは、ルフィの夢に共感し、魅力に惹かれたということです。

仲間たちにとってルフィとは、どんな困難も乗り越えていく存在であり、懸命に努力をして生きている存在です。 だからこそ、仲間たちはルフィの生き様に魅了され、思わず力を貸したくなりますし、死なせたくない存在だと思われています。 現実世界でいう、「死なせたくない存在」とは、「育てたい存在」のことです。 ルフィの周りには力のあるリーダーや、実力者がたくさんいますが、みんな惜しみなく力を貸してくれます。

麦わらの一味のチームとしての特徴

麦わらの一味は、組織型のチームではなくてフラット型のチームです。 トップがいて、指揮系統がはっきりされているのではなく、上下関係は無く、全員が平等で全員が友達です。

ただ、それでもルフィはリーダーとして自分がやるべきことは徹底的にやりますし、自分に非があるとすぐに頭を下げ、助けを求めるという柔軟さも兼ね揃えています。 仲間のことを最優先に、かつ自分の個性を失わずに自由に生きる。 その絶妙なバランス感覚がルフィの仲間力の根幹たる所以なんでしょうね。