見城徹(幻冬社社長)さんの「読書という荒野」を読みました!
こんばんは。 内臓を食べるのが好きな稲葉です。
本日、幻冬舎の代表取締役社長である、見城徹(けんじょうとおる)さんの著書「読書という荒野」を読みました。
- 作者: 見城徹
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2018/06/06
- メディア: 単行本
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うん、「読書という荒野」
読書という「荒野」
「荒野?」
こうや?
なんで荒野なの?
これが、僕が本書を手に取り、最初に感じた疑問でした。
そんな疑問を抱きながら、何気無くふと裏面に目をやると衝撃的文字が飛び込んできたんですね。
読書によって正確な言葉と自己検証はもたらされ、正確な言葉と自己検証によって深い思考が可能になる。そして深い思考こそが、その人の人生を決める唯一のバックボーンになるのだ。
血で血を洗う読書という荒野を突き進め!
血で血を洗う読書という荒野を突き進め!
中々穏やかではない文章ですね(笑)
ですが、この穏やかではない文章こそが、僕の読書欲を強烈に刺激してくるものなのだから、世の中分からないものです。
見城徹という生き方
本書「読書という荒野」ですが、まず、本の内容云々の前に、表紙を見て何か感じませんか?
眼力がヤベぇッ!!!
この人、絶対に覇王色の覇気使えるタイプの人だよ。
先日、箕輪厚介さんのトークイベントに参加をした時に、箕輪さんがこんなことをおっしゃっていたことを思い出しました。
見城さんは内臓と内臓をこすり合わせてコミュニケーションを取るような人なんですよ。
こんな目力半端無い人と同じ空間にいて、内臓と内臓をこすり合わせるようなコミュニケーションを取ったら寿命縮むぞ、、、。
そんな想いを抱きながら、ページをめくりはじめた僕。
一瞬で引き込まれましたね。
ヤベぇ!!! 見城徹カッケぇ!!!!!
なんだ!?この人!?!?
もうね、名言のオンパレード。
幼少時代の体験談から、読書を通して変化してきたこと、読書を通して培ってきた価値観、読書を通して後悔したことなどが赤裸々に綴られていました。
見城徹の数え切れないほどの人生の岐路にはいつも本があり、読んだ本の解釈によってまた新たな道を歩き続ける。 その繰り返し。
その繰り返しなんですけど、全く飽きることなく一気に読んでしまいました。
当たり前かもしれませんが、流石は出版社を立ち上げてるだけあって、文章力に圧倒されましたね。 読み手を夢中にさせるというか、言葉のチョイスに見入ってしまうというか、読んでいる最中、僕はずっと見城徹に夢中でしたよ。
自己検証、自己嫌悪、自己否定
見城さんはいつも、自己検証、自己嫌悪、自己否定を繰り返し、自らをより高みに近づけているようです。
自己検証
自分の思考や行動を客観的に見直し、修正すること。
自己嫌悪
自意識過剰さや自己顕示欲を恥じ、自分のズルさや怠惰さに苛立つこと。
自己否定
自己満足を排し、成長していない自分や、自分が拠って立つ場所を否定し、新たな自分を手に入れること。
人間はこの3つをしないも成長しないも言い切ってます。 そしてこの3つの効力を発揮させる上で、読書は必要不可欠なんです。
見城さんの言葉には、読み手の心を射抜く魂が込められているように感じました。 本書では、見城さんが人生観を変えてきた本をいくつも紹介してくださっています。 僕もこの領域に少しでも近付きたい。 紹介してくださった本を全部読んで、ステージを上げたい。 そんな気持ちにさせてくれます。
この本は、見城徹さんの読書論というカタチで執筆されています。 僕は見城さんの本は、この「読書という荒野」しか読んだことがありません。
見城徹という男がどんな男なのか?
他の作品を通しても知りたくなりました。
近々見城徹さんが出版されている他の本や、本書でお勧めされていた本も読んでみます。
秋元康さんの帯の文章が凄い
僕、この本を初版で買ったんですね。 なので、重版がかかっている物はどうなっているかは分からないのですが、初版の帯には、AKB48のプロデューサーである秋元康さんがメッセージを書かれているんですよ。
その文章が中々強烈です(笑)
「見城徹の読書は血の匂いがする。ただ、文字を追って『読了』と悦に入っている輩など、足元にも及ばない。書を貪り喰ったものだけが知る恍惚の表情を浮かべている。著者の内臓を喰らい、口から真っ赤な血を滴らせている」
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うん、インドミナスレックスを彷彿させますね。
読書の概念を見つめ直したくなる内容でした!
僕も著者の内臓を喰らいまくります!!
以上となります。 本日も最後まで御覧くださりまして、誠にありがとうございます。
稲葉 景