国民を格付け!?「この世は金と知恵」でこんな設定あったな、、、。

こんばんは。 アリババのブッ飛んだ技術に感動している稲葉です。

いや〜、アリババがまたもやとんでもないことを始めましたね〜

今回はなんと、国民を1人1人格付けをする仕組みを作ったとのことです。 その名も、「芝麻信用(セサミクレジット)」!!! まるでジョジョのスタンドや、HUNTER×HUNTERの念の技名として出てきそうな名称ですね。

そもそも阿里巴巴(アリババ)ってどんな会社?

アリババとは、馬 雲(ジャック・マー)という方が創業した、中国にある通信事業会社のことを言います。 ネットオークションや、ネットショッピングを個人間で取り引きできる仕組みを提供しているのですが、驚いたことに、登録、出品、取り引きの際に手数料が一切発生しないのです。

ちなみに、ソフトバンク孫正義社長は、アリババの創業時に2億円以上の出資をしたそうです。 結果的に、ソフトバンクはアリババの株式の30%を保有することになったとのことです。 何兆円あんだよ?って話ですね。

他にもいろんな事業展開をしていますが、話し出すとキリがありませんが、ザックリまとめるとこんな感じです。

ただ、アリペイに関しては知っておいた方が良いと思うので、分からない方はサラッと見ていただけたらと思います。 「そんなもん知ってるに決まってんだろ!」って人はスルーして構いません。

支付宝(Alipay、アリペイ)とは!?

アリペイとは、アリババグループが運営している、中国国内最大規模のオンライン決済サービスのことを言います。

家賃や光熱費、公共機関、買い物、旅費といった、生活をする上でお金がかかる、ほぼ全てのサービスを手数料をかけること無く、Suicaのように超簡単に決済ができできるんです。 さらに、振り込みも簡単にできるのですが、こちらも手数料が無料なんですね。 Suicaと違って割り勘も可能なので、中国ではアリペイ無しでの生活なんてあり得ないとも言われています。 そもそも、向こうは日本と違ってキャッシュレス化が進んでいるので、現金を使おうとすると逆に怪しまれる文化です。

他にも、アリペイにチャージするだけで、年率が5%以上という利息がありますし、チャージをしたり逆に現金化したりするのもリアルタイムで可能とのこと。

中国に旅行に行く方は、アリペイの口座を作ることを推奨します。

とまぁ、本筋からだいぶズレてしまいましたが、ここからが本題です。 今お伝えしたアリペイは確かに凄いんですけど、アリババが最近始めた新たなサービス「芝麻信用(セサミクレジット)」は更にとんでもなく凄い発想なんですよ。

芝麻信用(セサミクレジット)とは!?

セサミクレジットの導入により、中国人の人生は最早、アリババ次第と言われるようになりめした。 セサミクレジットとは、AIの技術を使って国民1人1人を、「身分特質」、「覆約能力」、「信用歴史」、「人脈関係」、「行為偏好」の5項目にそれぞれ点数を付けて、総合点によってランク付けをするという仕組みなんですね。

アリババのサービスの利用履歴や決済の記録により、点数が決まってくるようです。 ドタキャンや未払いをしているとアリババからの信用を失ってしまうということです。

ちなみに、5段階のレベルに分けられるのですが、レベルが上がるに連れ、メリットも出てくるようです。 当然低いと世の中からの信用が無いとみなされるため、悲惨な人生を歩むことになるわけですが、、、。

セサミクレジットのメリット

一定以上の高得点を持つユーザーは、アリババのサービスを利用する際に保証金を無料にできたり、特定のものを無料でレンタルができるようになれるそうです。

確かに、信用度が高いのでかける必要のない保証金も支払わなくて良いという気持ちを理解できます。 まさにこれから始まると言われている信用経済の先駆けとも言えるサービスですね。

昔、週刊少年ジャンプで連載していた「バクマン」に「この世は金と知恵」という漫画があったのですが、こんな設定だった気がします。 国民1人1人に点数を付けて、脳みそにレベルを設ける的な。

何はともあれ、日本でもこういうのは始まらないかな〜 ホントに財布持って出かけるのめんどく過ぎる。

日本でも少しずつキャッシュレス化が進んでいるのは分かりますが、明らかに海外と比べて進みが遅すぎるんですよね。

アリババはこの先、どんどん力を付けていきそうですね。