枠にとらわれない柔軟な発想が新時代の扉を開く

こんばんは。 稲葉です。

今年の5月に日本で上映が予定されている「ザ・フロリダ・プロジェクト」という映画をご存知でしょうか?

どんな映画なのかといいますと、日本で昨年の1月に上映された「タンジェリン」という映画を、全編iPhoneで撮影したことで注目を浴びた、ショーン・ベイカー監督の新作映画です。

1本の映画の撮影に使用した機材がiPhoneだけという常識に囚われない発想には、非常に驚かされたのと同時に新たな可能性を感じさせていただきました。 そして今作「ザ・フロリダ・プロジェクト」でも新たな可能性を見出してくれたのです。

どんなことに可能性を見出したのか? それは、通常では考えられない主演女優のキャスティング方法にです。

主演女優に抜擢されたブリア・ビネイトさんですが、実は彼女、今作が映画初出演であり、これまでに演技をした経験も無かったのです。 そのような一般の方をどのようにキャスティングしたのか? その驚くべきキャスティング方法とは、Instagramを使って発掘をしたというものでした。 近年、SNSを利用したビジネスモデルやお仕事が増えていますが、まさか映画の主演女優のキャスティングまでSNSでおこなうとは驚きです。

実はショーン・ベイカー監督は、前作「タンジェリン」でも助演役をYouTubeVineといった動画配信サービスで、偶然見つけた一般の方をキャスティングしていた経験があったのです。

今回のキャスティングの事例は映画キャストによるものでしたが、この先、より個人が情報を発信していくことが今以上に当たり前になってくると、講演会講師やLIVEのアーティストとして一般の方がキャストとして起用される時代がくるかもしれません。 実際に中国ではKOLや網紅(ワンホン)と呼ばれるインフルエンサーSNSを多用し、大きな影響力を保持しています。 そういった方々は自身でセミナーを開催したり、企業にと対等にビジネスをして力を付けていってます。

日本でも中国ほどではありませんが、YouTuberが大きな収入、人気を得たり、SNSの使い方を企業向けに発信したりする人が増えてきています。 もしかすると日本でも、講演会講師やアーティストをYouTuber、SNSを利用している一般の方から選出する時代がくるかもしれません。

いや~、可能性が広がりますね。

ちなみに、お昼に購入した落合陽一の新刊「日本再興戦略」は「【はじめに】と【第1章】を読み終えました。

詳細はこちら「読書:日本再興戦略 - 稲葉景の日々前進ブログ」で。 激アツ過ぎます。