建国記念の日

おはようございます。 稲葉です。

今日は2月11日ですね。 何の日かご存知でしょうか?

昨夜のバレンタイン飲み会中に、会場で仲良くなった5人で飲んでいて「明日は何の日か知ってる?」という話になったんですね。 5人のうち2人は、「わからない」と答え、もう2人は、「建国記念日」と答えました。 2月11日が建国記念日だと思ってる人って案外多そうですね。

正解をお伝えすると、2月11日は「建国記念日」では無くて「建国記念の日」なんです。 「日本の建国を記念する日」では無く、「建国された日を決めた日」なのです。 ちょっとややこしいですね。 何故こんなことになったのか? それは、日本の歴史の長さ故に日本という国がいつできたのか、ハッキリとわかっていないからです。

そもそも、日本には象徴とされている一族である天皇家がいて、創始者である初代天皇神武天皇と言います。 古事記において「神倭伊波礼比古命(カムヤマトイワレビコノミコト)」、 日本書紀において「神日本磐余彦天皇(カンヤマトイワレヒコノスメラミコト)」と呼ばれていたと伝えられています。

神武天皇天皇に即位したのは、紀元前660年1月1日とされています。 ただし、この時代の暦は旧暦です。 旧暦の1月1日というのは、現代の暦でいうと、2月11日になるのです。 日本の象徴の初代天皇が即位した日、すなわち2月11日が日本ができた日として、建国記念日に定めようとなったようですが、賛否両論が凄まじかったようですね。

理由として、神武天皇のお話の大部分が神話が含まれているということで、考古学的にも歴史的にも証明することが困難であるとのことです。

まぁ、神話なのでそりゃそうです。

ただ、1世紀ほど前の2月11日に、この日を建国記念とするかどうかを決めた日ということで、建国記念「の」日に決めたとのことです。 まぁ、今でも答えの出ない討論は一部で続いているようですが。

兎にも角にも、今年、2018年(平成30年)は、神武天皇が即位した年から数えて、2678年目になります。

日本の歴史な長さを感じますね。