箕輪 厚介さんのデビュー作「死ぬこと以外かすり傷」の書評

こんばんは。 熱い本を読み、身体中からエネルギーが放出されまくってる稲葉です。

今日はNewsPicksBookの編集長である、箕輪 厚介さんのデビュー作「死ぬこと以外かすり傷」を読みました。

死ぬこと以外かすり傷

死ぬこと以外かすり傷

いや〜、面白かったですね〜

デビュー作でこのクオリティか、、、。 流石は日本一の編集者と呼ばれている方が執筆された本ですね。

箕輪 厚介

箕輪さんは幻冬舎という出版社で編集の仕事をしながら幻冬舎とは関係無く、株式会社エクソダス代表取締役社長、各社でコラム作成、堀江貴文大学校特任教授、各種イベント、講演会、セミナー、オンラインサロンの運営などを通して、幻冬舎の給料の20倍以上の収入を稼いでいる実業家でもあります。

現代日本で最もヒット作を生み出す編集者」と言われている天才編集者で、与沢 翼を起用した「ネオヒルズジャパン」、堀江 貴文「多動力」、落合 陽一「日本再興戦略」、佐藤 航陽「お金2.0」、前田 裕二「人生の勝算」といった、名だたる実業家たちの著書を編集し、ベストセラーにしている実績を持ちます。 なんと!ご自身で編集した本をわずか1年で、100万部売り上たとのことです。

何じゃ!?そりゃ!?天才かよ!?

って思ったのですが、その裏にある行動は、魔法でも違法でも何でもなく、どうすれば自分が編集した本が売れるのかを試行錯誤し、イベント、SNS、人脈、講演などあらゆることを活用するという、地道な作業の積み重ねによるものだということを本書を通して知りました。 時代や景気のせいにして文句を垂れながら現実が変わるのを待っているだけの人とはレベルが違いますね。

編集以外にも、「努力は夢中には敵わない」、「量は質を、スピードは熱を生む」、「死ぬこと以外かすり傷」などなど、さまざまな熱い言葉を座右の銘に、とにかく「やります!」、「行きます!」と言いながら、自分でもさばき切れないほどの量の仕事をこなしています。 先日も元HKT48インフルエンサーである「ゆうこす」と一緒に、合コンアップデートというイベントを開催していましたね。

まぁ、この「死ぬこと以外かすり傷」を読めば分かりますが、いろいろ仕事をしている方です。 水道橋博士と殴り合ったりね(笑)

死ぬこと以外かすり傷

本書は決して、楽をして稼げるようになったり、手っ取り早く人気者になれるような内容ではありません。 圧倒的な成果を創る姿勢や生き方、基準の片鱗に触れる事ができる内容となっています。 とにかく行動あるのみ。 昨日までできなかったことを今日できるようにして、今日までできなかったことを明日にはできるようにしていくことが大事みたいなことがたくさん学べます。

3歳児レースに勝ち残れ

起業家、アスリート、アーティスト、分野は違えど世の中で大きな成果を創られている方々には、共通点があるとのことです。 それは、「3歳児のように、本能丸出し、好奇心剥き出し」であること。 そんなロジックや常識に振り回されることのない人達を見ていると、人生とは「3歳児のままどこまで突っ走れるかを競うレース」だと、箕輪さんは思ったそうです。 学校に洗脳されて、会社に飼われて、常識やルールを覚えて、いつの間にか自分を見失っていく。 破天荒な人生は漫画や映画の登場人物におまかせし、自分は波風立たせること無く、世の中に溶け込んでいくことで、また1人、また1人と、「3歳児レースから脱落」していく。

確かに子どものように人生を謳歌している人たちは、何にも縛られること無く、ご自身の人生を楽しんでいるように見えますね。

3歳児レースに勝ち残るか、、、。 そんな概念、今まで無かったな。

自然消滅するくらい仕事をする

仕事でも遊びでも、熱狂できることに出会うためには、自然消滅する覚悟を持って、あれこれ手を出すことが大事なようです。 「やりたい!」、「行きたい!」ではなく、後先考えずに即答で「やります!」、「行きます!」を口癖にすること。 「考えます」なんて言ってる悠長なやつには、チャンスを掴めるなんて機会はやってこないそうです。

よく、「チャンスの神様は前髪しか生えていない」なんて言いますが、表現の仕方は違えど、成功者は同じ概念を持っているということですね。

そして、大事なことはここからなんですね。 「やります!」、「行きます!」と即答はしてみても、水輪さんの忙しさは尋常じゃありません。 即答したものの、6割ほどは自然消滅しているそうです(笑) でもこの生き方が良いとのことです。 別の章にも、量をやるから質が生まれるという話がありましたが、何が当たるかわからないこの時代において大事なことは、完走することではなく、まず全力ダッシュをすることなんだそうです。

多動力を生み出し、多動力を生きている男

こんな感じで、とにかくいろいろやってみることの大切さが書かれていましたが、勘違いして欲しくないことがあるとも書いてありました。

それは、多動力の意味を履き違えている人がいるということです。 箕輪さんが編集をした、ホリエモンこと堀江貴文さんの著書「多動力」を読み、「つまらない会社を辞めてきた!」というTwitterがたまに流れてくるそうなのです。 そのツイートをした人がどんな人なのかは知りませんが、「一つのことを突き詰めもせずツマミ食いしても、単なる器用貧乏になってしまう」という概念が軸にあってこその多動力です。

結局のところ、あらゆることを手がけている何でも屋さんで居続けるには、地味なことを誰よりもやり続けている人とのことです。 何かの分野で突き抜けた成果を創ったからこそ、他の突き抜けた人から声がかかるもんなんですね。

それにホリエモンが箕輪さんにこんなことを言ったそうです。 「箕輪くんはここ1年で凄くブレイクしたけど、それって多動力を実践しただけだよね」

まさに、自分にしかできない仕事を休む間も無いくらいやったからこそ、辿り着ける境地だと思います。 突き詰めて仕事をしているからこそ、気が付けば自分の仕事を手伝ってくれる仲間ができていた。 多動力の本質は不動力! 自分にしかできないこと以外のことを周りに振りまく力のことを言うんですね。

まとめ

今回学んだことは本当にたくさんあるのですが、全部書いていたらとてつもない時間がかかってしまうので、特に僕の心に響いた3つをピックアップしてみました。

この「死ぬこと以外かすり傷」ですが、読み終わった後、何故か脚の腱かブチ切れるまで全力疾走したくなりました!!!

失敗こそ最高のブランドで、とにかく行動すること!

ヤァバいッ!!!死ぬほど仕事して、死ぬほど遊びてぇ!!!!